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映画 の記事一覧
続・三丁目の夕日 
2007.12.25.Tue / 23:58 
2年前に公開された「三丁目の夕日」は邦画では空前の大ヒット作となり、二匹目のドジョウよろしく「続編」が作られた。
前作以上にスポンサーもついているようだが、テレビCMで「三丁目」を舞台にしたものがやたらと続いたのは「ヒットしたからそれを踏み台に」という浅はかな商魂が見え見えで気に入らない。

さて、本編。
現在「豊劇」に来ていて、イブの夜カミさんと観に行った。
(さすがにクリスマスなのかボクら以外に2組も観客がいた(!)。)

どんな作品でも、最初から続編制作を考えて第一作が出来るワケではないが、前作と「続」編、二本で一つという無難な作り方に好感が持てた。新鮮な感動やサプライズはあまりなく、途中から展開が予測できるのも「完結編」ならではのお約束か、、、。
前作以上にVFXが巧みで、すっかり「昭和」が再現されている懐かしさもこの作品の真骨頂。設定は前作から4ヶ月後、昭和34年、、、。拙者が生まれた年でもある。

12年に一度の「年男」
パッとすることなく暮れていく。

豊劇では1/25まで上映中。
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ダイ・ハード 4.0 
2007.11.08.Thu / 16:39 
「ダイハード」第1作の初公開から18年。

18年という時を経て第4作「4.0」が作られた。全米ではシリーズ中最高の興業収入を記録したが、日本も含めて世界規模だと他の3作品には遠く及ばない結果となっているとか、、、。確かに、今回日本でのプロモーションも「あのダイ・ハード!」にしては大人しめだった。
実はボクも、結局劇場で見損なって、昨日DVD発売と同時に購入、初見参と相成った。

どんなシリーズでもそうだが、第1作目の感激は忘れられない。
全く無名だった俳優が、悪条件の中でたった1人頑張るヒーローを熱演、という衝撃を全世界の人々が共有した。
2作目がすぐ翌年に公開され「またあの日と同じクリスマスイヴ、、、」というシチュエイションは「ダイ・ハード」のブランドを決定的にした。
しかし第3作まで5年。作る方も見る方も「ブランド」に要求するものがいっそう高くなる状況の中でありながらも、切り口を変えて素晴らしい作品となった。
そしてさらに12年、、、。
映画製作の現場も18年という時間を得て、すっかりデジタル化され高度な特殊効果や合成技術が進化した。
ナカトミビルでは、まだ髪の毛もありキャシャな若者だったジョン・マクレーンも、幾多の災難を乗り越えてすっかり「屈強」に成長し、見た目にも「タフ」なオヤジとなった現在、更にいかなる困難に立ち向かわせるのか、制作する側もアイデアと知恵の絞りどころ。

現代的な「悪」に「時代遅れ」のオヤジが、とことんオレ流で立ち向かう構図がものの見事に成功した。
ハリウッドの才能たちにカンパイ。

ぜひ、ご覧あれ。

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Kurosawaの世界 
2007.11.01.Thu / 23:46 
忘れていたワケではない。

この「黒澤明」のDVD全集を予約して買ったのはちょうど5年前だった。
開封もせず、観ることもなく、ただ本棚にうやうやしく並べておくだけのコレクター的趣味はない。しかし、5年間、戸棚の奥にホコリをかぶっていることも事実、、、(恥)。

以前にも書いたことがあるかも知れないが、黒沢映画の凄さ・素晴らしさは「白黒」映画に凝縮されている。カラー作品がダメと言っているのではなく、彼の表現力や演出力が「色彩を超えた次元での色彩感」でグイグイ迫ってくるので、むしろカラーでないほうが説得力があるのだ。
晩年の数作品、凡作が続いたのも「意味のないカラー作品」に甘んじたからかもしれない。

「隠し砦の三悪人」を観た。
ジョージ・ルーカスが「スターウォーズ」のヒントにしたことでも有名な名作。改めて観ると、ホント、おいおいここまでパクるかよと、呆れるほどの傾倒ぶり。
カット割りやアングルの設定、カメラワーク、テンポ、等々、、、ルーカス、スピルバーグやコッポラ作品に明らかに黒沢作品からインスパイアーされた部分を、度々強く感じるのはボクだけではあるまい。惜しむらくは、触発され大成した映画作家に日本人より外人が多いことだ。

最近、テレビで黒沢作品のリメイクが相次いだ。例の「隠し砦の、、、」もリメイク映画が製作されるらしいが、松潤に長澤まさみ、のキャスティングを聞いて「あらら〜」とタメ息、、、。

よりにもよって黒沢作品になんかに手を出さないでオリジナル考えな、って感じ。

「黒沢映画の醍醐味」がプロット(話の筋)に留まらぬことを何故わからぬ。
リメークに何の意味もナシ。

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日本の映像人は、この財産を守れるのか、、、。
勝手にしやがれ 
2007.07.04.Wed / 23:31 
先日、お客さんに「マスターの好きな俳優は?」と訊かれた。

何か、凄く映画ツウだと思われているらしいが大したことはない。
好きな俳優は数々あれど、1人挙げろと言われれば文句なく「ジャン・ポール・ベルモンド」。
何と言っても「勝手にしやがれ」を観たときの強烈な印象は一生消えないだろう。
映画自体「演出なのか即興なのか」よくわからぬ流れに包まれているが、きっと監督(ジャン・リュック・ゴダール)の意図を越えた(だろうと思う)存在感を発揮しているのが圧巻。だって、たいした筋書きでもない映画を、90分もの間観る者を飽きさせないのは役者の魅力以外何もないと思うから、、、。

その後は、コメディありアクションあり、軽妙洒脱な演技は八面六臂。
公私ともに親しい間柄といわれるアラン・ドロンとの「ボルサリーノ」も最高。
日本ではアラン・ドロンの方が有名だが、フランス本国ではベルモンドの方が「上」とされている。理由はフランスが未だに階級社会で、ドロンが貧しい階級の出だということにほかならない。
しかし、だからと言うわけではないが「太陽がいっぱい」の複雑で卑屈な主人公はアラン・ドロン以外考えられない。ベルモンドでは無理。
後年の焼き直し作品「リプリー」はマット・デイモンがキャスティングされた時点で終わっている。
しかしながら、「どうしたって2枚目」のドロンより、2枚目半も「イキな」ベルモンドっ!

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カジノ・ロワイヤル 
2007.05.23.Wed / 23:37 
新007映画「カジノ・ロワイヤル」のDVDが届いた。

結局、劇場公開で観ることが出来ず、DVD発売と同時に家でテレビ鑑賞となった。
新しいジェームズ・ボンドに抜擢されたダニエル・クレイグは、予想以上に好印象で、若き日のボンドになりきった感じ。
ご存知のように、007シリーズはイアン・フレミング原作の一連のスパイ小説。
ショーン・コネリーが演じた頃の007映画は、たいていが、この小説に基づいた作品だが、原作者が亡くなってからは(1964没)、キャラクターだけがIan Fleming's James Bondとなり、ストーリーは映画製作用にその都度創作されている。
しかし、今回映画化された「カジノ・ロワイヤル」の原作は、イアンが1953年に発表した「007シリーズ」記念すべき第1作。映画上の時代設定は現代だが、原作に忠実に構成されているとか。主人公・若き日のボンドが007に成り立ての頃、つまり、一連の007ストーリーの「始まり」がここにあるというワケだ。
ある意味、今回のダニエル・クレイグのキャスティングは、007シリーズのリセットに相応しい。人間臭く、感情豊かで、まだまだお色気シーンもしどけないジェームズ・ボンドを描くことに成功している。
次回作、次々回作が大いに楽しみだ。

ちなみに007の00は「ダブル・オー」が正調らしい。
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ボーナスディスクに収録された特典映像「ボンドガールは永遠に」は中々興味深い内容。

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