タバコを吸わない人でも、「シガー(葉巻)」の楽しみはきっと理解できるだろう。
もちろん、お酒と同じで、向き不向き得手不得手があるのは承知している。ボク自身、タバコは一切吸わないが、何度かシガーを試したことがある。知り合いのバーで「シングルモルトを引き立てる」と勧められたのがきっかけだった。
「葉巻」といったら、ギャング映画に出てくるマフィアの親分とか、お金持ちの老紳士といったイメージだが、富裕層の象徴としてとらえられるのは値段的なこともあるだろう。タバコだと20本入って300円なのに、シガーは一本が安い物でも500円以上、高い物になると3000円を超える。それを単純に比較すれば「格差」は歴然だ。しかし、それはタバコと同じ土俵で論じるからで、別の物として考えれば違和感はない。特にタバコと縁がない人間にとっては、逆にスムーズに入って行きやすい。
シガーに必要な物は「時間」だと言われる。シガーのタイプやサイズによって様々ではあるが、一本吸うのに、短い物でも約30分、長い物では1時間以上も要するワケで、その「時間」を自分にとって特別な物として「格差」をつけて演出するのも楽しいではないか。
煙は吸い込まず、吹かして漂わせる。その香りと好きなお酒とのマッチングに自分を埋没させる。両者を絶妙に引き合わせることが出来たならマリアージュ!。
(マリアージュは「結婚」。シガーとお酒の相性を表すキーワードとして用いられる。)
そんな愉しみをご案内出来るよう、佐平治の蔵もシガーに入門。

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