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list 避暑

弦楽器群全員で pp のトレモロ、、、。
その、ザワザワザワザワ、、。まるで夜明け前の森が深い霧に包まれている様、、、。朝霧の彼方から朗朗と角笛が響き渡るかの如くホルンのソロ、、、。やがて太陽の現れとともに、その雄大な森の姿が露わになってゆく、、、。

そういう描写がピッタリ来るのがブルックナーの「ロマンティック」の冒頭だ。
アントン・ブルックナー(1824~1894)は交響曲第4番変ホ長調を自ら「ロマンティック」(独・ロマンティッシェ)と名付けた。
冒頭の弦楽器群の「ザワザワ」は「原始霧」と表現され「ブルックナー開始」とも呼ばれ彼のシンボルとされる。この曲に限らずこういう始まり方が多い故の命名だ。これ以外にも彼の特徴的なスタイルは色々あるが、技巧に走ることなく小細工がない木訥とした曲造りは、まるで壮大な建造物を思わせる。だからこそ、指揮者が小細工に走ると、創造物を基礎の危うい偽装建築にしてしまうことも多い。しかし、この「ロマンティック」は名の通り、感傷的で解りやすく美しい楽想が多く、演奏する側もストレートに感情を移入出来、難解さが無い。だから聴く側も難しいことを考える必要はなく、誰でもリラックスして浸れる名曲と言える。


部屋にエアコンを効かせて湿気や暑気から逃れ、原始霧に身をゆだねれば、そこは夏のアルプス、森林浴、、、。


梅雨、未だ明けず、、、。
鬱陶しい日々が続く。


こうでもせねばやってられん。




K-bohm.jpg

「ロマンティック」の名演奏は何と言ってもこコレをおいて無し。
ベーム指揮のウィーンフィル。1973年、英デッカ秀逸な録音。
ブルックナーにはウィーンフィルのホルンが不可欠。
円熟期絶頂のベームが本領を存分に発揮。

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【2009/07/29 18:47】 音楽 | track back(0) | comment(0) |
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