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list インバルを聴きに、、、

エリアフ・インバル指揮、東京都交響楽団が昨年から始めた「マーラーツィクルス」の前半戦(1〜5番)最終章「第5番」をどうしても聴きたくて東京までやって来た。こっちに居たら全公演足を運んでいただろうが、今ではそうはいかない(笑)。それでも昨年秋、横浜での「第2番・復活」に続き2回目。欲張りを言えば大好きな「第3番」を聞き逃したことが残念。
今回の第5番は明日(22日)のサントリーホール公演も残されているが、日程の関係でリニューアルされたばかりの「東京芸術劇場」の回のチケットを取った。

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例によってステージを斜め左に見る好みの席。
ボク自身ココは3回目。
後でも書くけど、ここの音響は素晴らしい。

指揮者のインバルは来月で御歳77歳。近年のよりいっそうの円熟ぶりは目を見張るものがあり、都響とのライヴレコーディングCDの完成度の高さは凄まじい。(以前の日記参照→こちら)
マーラー「復活」のCDの凄さもあり、昨年秋、どうしても「復活」を体験したかった。演奏自体は端正でインバルにしては淡泊過ぎるくらいスマートなものだったが十分興奮した。しかし、今回「5番」を体験した今となっては彼のパフォーマンスとしては凡庸な出来だったんだと思い知った。もちろん楽曲自体の書き込まれ方を思えば作品を忠実に再現したものと捉えても間違いではない。
今回は冒頭のトランペットのソロから、確信に満ちあふれたインバル芸術が展開され、マーラーの交響曲を創造するに欠かせない管楽器群の高度な技術、ソロ、アンサンブルの妙は聴く者をグイグイ5番特有の「うねり」にひきずり込んだ。ボクがインバルの指揮で好きなのは、どういう音楽を創りたいのかを分かりやすいバトンで明快に表すところ。オーケストラにとっても安心して相対すことが出来るし、後ろで聴く者にもそれが伝わる。それはある意味マゼールの指揮にも共通する。そんな指揮だから、緻密で難解でもある「5番」は物の見事に解析され、素材一つ一つを見事に調理し尽くした印象。なもんだから聴き終わったあとの疲労感ったら凄かった(笑)。何度も汗びっしょりになった。「楽しむ」というより「苦しむ」に近いこの曲の「濃ゆい」内容が余すところなく伝わり、伝わりすぎて疲れたということだ。そこにはこのホールの音響の良さもかなり作用している。管楽器はもちろんだが、弦楽器群の響きが素晴らしかった。会場に因っては、ともすれば管楽器の饒舌さが勝る場所も多く、弦楽器の細かいニュアンスや多勢であるが故の迫力が客席まで十分伝わらないのを不満に思うことが多いからだ。インバルの年齢を考えて「もう聴けないかもしれない」と追い立てられるように出かけて来たが、これ以上を望むことがないくらいの体験が出来たことに満足している。

今回の演奏は録音していたようだ。多分明日のサントリーホールも録音されるだろう。どちらか出来が良い方がCDとして発売されるのだろうか、、、。その点でいけば、要のホルンが絶好調とは言いがたい出来だったことが悔やまれる。いずれにしてもCD発売が楽しみだ。

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聴衆はもちろんのこと、ご本人もきっと満足のいく演奏だったのだと思う。
何度もカーテンコールされ「ブラボー」の嵐に本人もご満悦だった。

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毎回会場内に設置されている「顔出し看板」
ギャグのつもりかな、、、?(笑)


横浜にて







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【2013/01/21 10:52】 音楽 | track back(0) | comment(0) |
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