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list 「竹泉」

地元のNPOとコラボして「ジオの恵み」としての日本酒をフィーチャーして親しむ会を開いていることは以前紹介済み。
その3回目を来週開催するのだが、今回は兵庫県朝来市「竹泉」の田治米社長をお迎えして『竹泉ナイト』を企画。しかし、ボクが勝手に「片思い」しているだけで田治米社長とは面識もなく、Facebookの友達申請を承諾して頂き、その上強引に「香住に来て」とお願いした次第(笑)。いくらなんでもそれでは礼を欠く。新酒仕込みでご多忙の身の上を承知でご挨拶と打ち合わせを兼ね一昨日蔵にお邪魔した。

和田山の交差点を国道9号に従って京都方面に少し走ると右手に大きな煙突が目を引く。創業300有余年の歴史を誇る老舗蔵は、周りの空気を支配するに余りある風格でどっしりと存在していた。まるで街の文化そのものだ。(ちなみに創業年「元禄15年」という年は赤穂浪士が討ち入りを果たした年。)

ボクは口に含んだとき一点の曇りもないお酒が好きだ。それは飲んだ瞬間に決まる。言い訳もこじつけた理由も要らない。淡麗だとか辛口だとか、他人へ伝えるために表現を探すことはあるが、そんなことは謂わばどうでもよい。
「竹泉」はボクの理想に近い。だから好きなのである。そして近年は純米酒しか飲まないと決めた。それは、方法論として蒸留酒(醸造アルコール)を添加することを是としないからだ。味を調えるため、だとか何だとか理由をつけて賛成する人もいるようだが、そんな人はどうでもよい。勝手にそう思っていればよい。
こんなに近くに理想の酒を醸し出す素晴らしい水準の酒蔵があるのは酒好きにとってはたまらない。山陰海岸ジオパークのエリアからは少し外れるが、但馬地方の自然の恵みと但馬杜氏の技が織りなす「ジオの恵み」としての姿がある。実に誇らしい。

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初対面となる田治米社長は実に爽やか。蔵を一通り見学させて頂き戻ってくると、利き酒の用意をして頂いていた。カミさんをハンドルキーパーにして、片っ端からグイグイ、、、(笑)。どれも実に美味い!

現在、この蔵は「全量純米蔵を目指す会」に加盟しておられる。この会は同じ志を持った酒蔵がお互いを切磋琢磨するために始まった会。加盟の条件は、現在「全量純米」を醸している蔵、および「今後5年間で全量純米への転換を目指す蔵」としている。 加盟蔵は全国でまだ21蔵に留まるが、良くも悪くも「普通酒」の大量生産・販売に見切りをつけることが一つの試金石だ。「竹泉」も今期から普通酒の製造を打ち切られた。

「楽してたくさん造ろうとするのは簡単なんです。
  でも、より手をかけなければ納得のいくものは出来ません。」

今期、蔵人たちはより大変だったにもかかわらず、皆その顔は充実感に満ちていたと思う、と語る社長の表情も晴れ晴れとしていた。歴史のある酒蔵は全国に数多ある。しかし古さだけで良い酒が出来るワケではない。要は何が伝承されているかであり、現在どうなのかということだ。それはどんな業界でも同じこと。今後も「竹泉」から目が離せない。

たくさん美味しいお酒を頂き、晴れ晴れとした気分で蔵を後にした(笑)。良い酒は人を優(ゆたか)にする。

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来週、田治米社長をお迎えしての日本酒会。
実に楽しみ。




★3/12(火) 19:00 より  まだ少しお席が御座います(要予約)。



※「普通酒」 
 米、米麹、醸造アルコール以外の原料が添加されているか、醸造アルコール添加量が規定以上の清酒。内容の明確な表示義務がないため大量に生産される。正確な成分は不明。「純米」「特別純米」「純米吟醸」「純米大吟醸」「吟醸」「大吟醸」「特別本醸造」「本醸造」と明示されていない清酒はすべて普通酒。





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【2013/03/06 16:30】 お酒 | track back(0) | comment(0) |
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