list スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:--】 スポンサー広告 |

list 天才の反抗

間もなくソチオリンピックが終わる。

オリンピックの度に「採点競技」には気分が重くなる。
特に冬の大会では、過去に何度も不自然で偏った採点が勝敗を左右してきたし、観る者をその度にシラけさせてきた。これほどまで不公正なジャッジを見せつけられると、もはやオリンピックはスポーツの祭典でも何でもなく、国の経済力を背景にした政治ショーに成り下がっていると思わざるを得ない。そもそも大会の招致の舞台裏からして公正ではない。大会を実現するには相当な費用や運営力が求められるのは必定だが、それを上回る経済効果を期待するがあまり、各候補地は常軌を逸した裏工作に人もカネもかける。出場選手は謂わば商品扱い。経済効果を最優先するあまり、全てを金儲けの尺度でしか扱えない風潮はどうなんだろう?どこを切ってもカネカネカネ、、、。「オリンピック精神」など既に絵空事か?

「オリンピックには魔物が棲む」とよく言われるが、政治ショー、経済ショーに巻き込まれたアスリートたちの困惑や苦悩が、実力の発揮に影を落とすからに他ならないと個人的に解釈している。自分の努力と才能で出場権を勝ち取ったにも関わらず、必要以上に国の威信を背負わされて「お国のために闘え!」みたいな風潮にも違和感を感じざるを得ない。今回、我が国でもナショナリズムを煽る発言がやたらに増えて閉口する。ホント呆れるわ、、、。

0431_o.jpg

女子フィギュアスケート。浅田真央のフリープログラムは圧巻だった。
ショートプログラムで出遅れたのでメダルは叶わなかったが、メダル争いから解放された天才の、本来の「芸術品」を見せてもらい、その完成度に感動し涙が流れた。ウチの店でお客さんが「何度も観たい演技だったよね」と仰っていたが、本当にその通り。一点のほころびもなく、繰り出す離れ技の数々は完ぺきに決まり、それが音楽とピタリ寄り添いあってドラマチックな一つのうねりとなって我々の心に迫って来る、、、。
まさに何度も繰り返して観たい「極上の芸術」だった。

政治ショーと言えば女子フィギュアこそ毎大会「疑惑」が囁かれる。
今回の採点にも不可解な部分は多い。贔屓目ももちろんあるが、今回も浅田選手だけが得点を意図的に抑えられている気がしてならない。ショートブログラムにしても、確かにジャンプに2度失敗はあったがそれにしても厳しい採点。

score2076544.jpg

ここからは全くボクの推測なのでお断りしておく。

フィギュアの採点が毎回不公正で、色々なウラ事情やスキャンダラスなことまで我々にまで漏れ伝わって来るぐらいだから、当の現場でやっている人達はもっとグサグサ感じているはずだ。それでもメゲずクサらず演技し続けなければならない選手たちは何を思うのだろう。このドロドロした状況に敢然と立ち向かったのが浅田真央ではないか?
バンクーバー五輪では渾身の演技が認められず、不本意な低得点。しかしライバルは異常と思えるほどの高得点。そこまで得点差があるとは思えない「怒りの涙」が前回彼女が流した涙だった。その後4年間は「正当な評価」を受けるため基本から始めた試練の日々だったと思う。しかし今大会でも前回同様の不公正なジャッジに変わりがないことを知った彼女は絶望した。ショートプログラムでの集中力を欠いた演技はそんな心情が作用したのではないか。しかし、このまま終わったのでは負けイクサ。試合には負けても、真の勝負に負けるワケにはいかない。本来の自分を表現して、観客と一体となる!・・・原点に戻ること。
「自分にしか出来ないこと」に挑む!そこに戻れば何かが伝えられる!

彼女の意思は一点に固まった。
天才少女と呼ばれて久しい彼女は一夜にして完璧に原点に戻った。
そして「彼女にしか出来ない」あの演技、、、。

しかし、そんな演技も得点は抑えられ当日では3位、、、。でも観る者が感じたのは「NO.1」な彼女。浅田真央にしか成し得ないパフォーマンスは、世界中の人々の心に深く刻まれた。演技を終えた彼女が流した涙は、彼女にしかわからない「天才の涙」、、怒りや不満を超越した「真の勝者」の涙だった。

天才の無言の反抗。
真の勝者の涙に触れて、腹黒いオトナたちは何を思っただろう?
さあ、天才からのクエスチョンにどう答えるというのか。



P.S
味付けを忘れた白菜漬けはキムチにも程遠く、既に誰の心にも残っていない。





何か急にラフマニノフのピアノ協奏曲第2番の株が上がったね(笑)。
古くはマリリン・モンローの「七年目の浮気」で有名になった曲。

5780_n.jpg01497389_n.jpg

新旧お気に入りの2枚。
左は、往年の巨匠ルービンシュタイン、1971年の録音。
バックはオーマンディー/フィラデルフィア管。
右は、現代の名手ツィメルマンと小澤征爾/BSOの共演、2000年の録音。


しばらくは、この曲を聴く度に真央ちゃんのあの名演技が蘇る。
良い選曲だったね。






スポンサーサイト
【2014/02/23 10:58】 主張 | track back(0) | comment(0) |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。