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list 出会いの季節らしく、、、

横浜、東京の演奏会からまだ1週間。ボクの頭の中には今でもあのマーラーが鳴り響いていて、興奮から未だに覚めやらぬ。特にあのジェットコースターの如き第3楽章!(笑)

と、そんな中、来月聴くジョナサン・ノット。手兵バンベルク響と録った「9番」のCDがようやく届いた。
このコンビも既にマーラー全曲収録、発売も終えているのだが、何せ今回海外からの取り寄せとなったため不定期にバラバラで届く。今回ようやく「7番」と「9番」が来て、後は「1番」を待つのみとなった(笑)。最初に聴いた「3番」で度肝を抜かれたので、後続も全て好印象。今回届いた2曲も特に素晴らしく「1番」を待たずとも彼の首尾一貫したマーラー像がクッキリと伝わっている。

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ライヴでもCDでも、演奏の良し悪しのモノサシは概ね下記の4つ。

1.指揮者の創りたい音楽像がはっきりしていて、オケの表現力や機能が高水準でそれに応えている。
2.指揮者の創りたいものはわかるが、オケの力量が足りない。
3.オケは素晴らしいが、指揮者の創りたい音楽像が見えない。
4.指揮者も低水準でオケもチカラ不足。

「2」の、オケの力量不足は程度の問題。程度によっては名演もある。
実は「3」が一番多いのではなかろうか(笑)。世界の名門オーケストラはたいてい指揮者ナシでも相当の名演奏が出来る、ということでもあり、最悪、指揮者がダメダメでも自分たちのプライドに懸けて一定レベルの演奏は死守するってコトでもある。

この、バンベルク交響楽団とノットのディスクは堂々「1」だ。ノットの創造力は比類無いが、驚くのはオーケストラの機能の高さ。ドイツの片田舎のヤボったい楽団のイメージしかなかったのに驚くべき高水準、高能力!2000年からノットがこのオケを率いるようになったらしいが、レベル向上は彼の手腕に因ることが大きいのではないか、、、。
少し調べてみると、ドイツ・バイエルン地方のバンベルク市は人口7万人の小さな地方都市。豊岡市が現在約8万人だから、何と豊岡より小規模な街にこんな世界水準の大オーケストラがあるということだ(笑)。オーケストラの歴史は比較的に浅く70年余り。歴代名指揮者を迎え堅実に活動しているが、ドイツ国内には世界的名門が多く、どうしてもその陰に隠れて地味なイメージしかなかったのは事実。ノットの前任がホルスト・シュタインだったことを思えば、気鋭のノットを迎え14年を経て今に至り、オーケストラが意欲的に再生されていると考えて間違いなさそうだ。2004年から3年ごとに「グスタフ・マーラー指揮者コンクール」をこのオケ主催で開催するようになったのも彼流の変革の一片だろう。(因みに第1回の優勝者は、今をときめくあのグスターボ・ドゥダメル!)

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1993年に新設されたモダンなコンサートホールは、かつてこのオーケストラを育てた名指揮者「ヨゼフ・カイベルト」の名が冠され、現在この楽団の本拠地である。2008年には改築も施され、音響設計が改善されたらしい。それを手がけたのは、サントリーホールを始め数多くのホール音響設計に実績を持つ、永田音響設計の豊田泰久氏。日本とは縁が深いんだな。

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全くの偶然だが、この「9番」の収録は、改修後初のセッション録音だったとか。その時の写真が楽団のHPに紹介されている。
どことなくサントリーホールに似ている(笑)。


来シーズン(9月〜)から東京交響楽団の音楽監督に就任することになったジョナサン・ノット。引き続きバンベルク交響楽団の主席指揮者のポストもあり「兼務」となる訳だが、2つの楽団の成熟から目が離せない。
まずは、何度も言っているように、来月の就任披露特別公演だ。




円熟インバルの「9番」の興奮冷めやらぬサントリーホールに、同じ「9番」がどう響くか。サクラ咲く季節が、新たな出会いを予感させる。





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【2014/03/24 03:27】 音楽 | track back(0) | comment(0) |
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