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list 演劇的思考力 (その4)

我々チームは、まず登場人物設定からダメ出しを喰らった(笑)。

急用でメンバーを1人欠くことにもなり、5人設定で練り直し。

父母、些細なケンカが原因で母がプチ家出。父はマスターの元部下。脱サラして始めたこのBARの最初の客がこの夫婦でもある。その夫婦関係修復に、この店でアルバイトしている娘とマスターがひと肌脱ごうとする。母が待ち合わせのため突然来店。待ち合わせ相手はホストらしい。母とホストと合わせないよう時間稼ぎのため母を外出させようと画策。ホスト来店。図らずもそこに父も来店。事情を全く知らない父に何とか作戦を伝えようとするがうまくいかない。母、店に戻って来る。全員ハチ合わせ。マスター、どうにか交通整理を試みるが失敗。何とか昔話でねじ伏せようと語るが、娘がついにキレる。マスター、家族3人を帰路につかせ、幕。
    ・・・という流れにすべく

バーのマスター (父の元上司)
その店のバイト (娘)
男性客 (父)
女性客 (母)
女性客の待ち合わせ相手 (ホスト)

という登場人物で、どうにか決着。

しかし強烈なダメ出し。
「あなたたちは私の講義で何を聞いてたの?でも、ある意味、典型的な良い生徒(笑)」とまで言われてしまう。

読まれた方はもうお気づきだろうが、この設定だと「困ってる人」はマスターだ(笑)。マスターが独りであたふたしているだけで、家族は誰一人困っていない。その上、娘が「外部」の人間になっている。

① この場合、バーは「セミパブリックな場所」として不適当。
② 不倫?男女の問題は「共通の困難」として扱いづらい。
  (個人的な悩みや心情に舞台劇に向かないということ)
③ 15分、5〜6プロット程度に盛り込む情報を欲張りすぎ。
④ 何を伝えたいか、ではなく「何を伝えないか」が重要。(観客の想像に委ねる)

最初から、この点で間違いを犯していたのだ。しかしイチから練り直す時間もなく「これはこれでセリフを工夫すればやれなくはない」との助言を受け、、、
ホストの男が偶然にも娘の高校の先輩、で久しぶりの再会、というエピソードを加え、娘がホストを強引に連れ出すプロット。マスターと父のプロットに外出させた母を戻らせてケンカを仲裁するプロットを加え、ラストはマスターのモノローグで幕。
、、、とマスター中心に修正してどうにか最終日朝、直前ギリギリで台本が完成。チームの皆さんの名演技にも助けられどうにか発表出来た。笑いも取れた(笑)。マスター役は不肖私、、、w

ボクは店の営業もあるので途中勝手をさせてもらったが、後の皆さんは、聞きたい講座や参加したいワークショップなどをほとんど棒に振って、これに集中させてしまったようだ。でもその分、得るものがあったなら、それはそれでよしとせねば、、、。それにしても集団で台本を書くのは難しいし大変!二度はやりたくない(笑)。

反省点は色々あるが、とにかく「場所」「背景」「問題」の設定ありき。
そこで人を引きつけるものがないとダメ。
シンプルさも大切。
5〜6プロット、15分、、、ここを書き切る。

それ以来、ずっと「ネタ」探したり、これまで観た芝居、テレビドラマ、映画をこのモノサシで検証している(笑)。

現実の問題を「芝居」に置き換えるのは不謹慎だが、「内部」の抱える問題を解決するのが「外部」という構造は興味深い。そこには、現実に生きる我々が学ばなければならない構造も潜む。演劇的に思考することは大いに楽しい。





発表を終えて大会の残り少ないプロクラムを何とか楽しむべく、岩松了氏の講演会に滑り込んだ。話の中で「東京乾電池」の台本を書いていたという話が出て来た。東京乾電池が人気が出始めた頃、ボクも何回か渋谷の『ジャンジャン』に通ったことがある。面白くもないギャグがテンコ盛りで、筋立てなどなさそうなハチャメチャな芝居だったが、ちゃんと台本があったんだと驚いた(笑)。
考えて見れば、今回お世話になった平田オリザ氏はボクの3つ年下。東京乾電池だったり、つかこうへいの芝居、夢の遊眠社、唐十郎の赤テント、、、同じ様な演劇体験を経て現在があるのかも知れない。そう思うと、彼のライフワークに共感せざるを得ない思いがある。サビつく前に己の細胞を活性化せねば、、、刺激の4日間だった。

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オ・マ・ケ (笑)





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【2014/06/22 18:13】 近況 | track back(0) | comment(0) |
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