六本木でのワンシーンに在りし日の「森永ラブ」が登場して、思わず「懐かしーっ」と思われた方も多いはず。

森永ラブは、かつて首都圏を中心に約50店舗展開したファストフードチェーン。関西には京都・河原町三条を新京極通りに入ったところに1店舗しかなかったので、関西の皆さんにはあまり馴染みがないかも知れない。
森永製菓の子会社の経営で、ハンバーガーが中心だが「ツナマフィン」や「チキンバーガー」など、他チェーンに先駆けたオリジナルメニューも多かった。しかし所詮は「マクドナルドの亜流」は否めず、独自色をイマイチ発揮できず自滅。既に業界から撤退しカゲもカタチもない。
ボクはフリーター時代に東京の郊外、国立店で一時期お世話になった。この店は、駅前の一等地、それもマクドナルドの正面に「勝負を挑む」べく出店した店舗。しかもチェーン全体の方向性を模索する「実験店」という位置づけでもあったため、他支店にはないスパゲティやミニサイズのピザといった新アイテムに加え、サラダなどのサイドメニュー、プリンやケーキ、アイスクリームなどのスイーツも揃えるという意欲的な試みのオンパレード。客席スペースも広く、ファミレス並みのしつらえで居心地抜群。今にして思えば時代を先取りしたようなコンセプトには目を見張るものがあり、目の前のマクドナルドを「改装」に追い込んだまではよかったが、新装オープン後にはきっちり返り討ちにあい「実験」は成果を生むことなく約4年で閉店、短命な店舗となった。
国立という街は、一橋大学や桐朋学園を始め学校が林立する「学生の街」で、アルバイトに来る学生たちの水準も異様に高かった(能力も容姿も、、、)。20代も半ばになろうかというオッちゃんがそんな中に飛び込んだのだから、いろいろ刺激も多かったし何より多くのことを学ばせてもらった。この場で出会い共に仕事をしたメンバーたちの質の高さ、意識の高さは、今だに自分の中で色あせない「モノサシ」となっている。高校生恐るべし、である。
卒業や就職でアルバイトを辞めていくメンバーたちに、何か記念になるものをと、彼らを主人公にした「ドラマ」をビデオで撮ったことがある。「長老」に出来るのはこういう企画の提案と実行。「バレンタインデー」を巡る愛と青春の物語、、、?その名も、、、

みんなの顔も国立の街も、何もかもが懐かしい。
あれから20数年、、、高校生たちももう40歳か、、、?
どんなバレンタインデーを過ごしているのやら。

さて、私は誰でしょう、、、。
ココでの出会いが「アトリエ」を生み、そして今、巡り巡ってココにいる。
2月14日、しみじみ「LOVE」を想う。
