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list フェスティバルホール

2008年末に閉館した大阪の「フェスティバルホール」がこの4月に復活する。

元々が新朝日ビルディング(地下2階、地上13階)の中に入っている施設のため、ビルそのものの老朽化により解体となった。新たに高層ビルとして生まれ変わる工事がいよいよ竣工し「中之島フェスティバルタワー」の一部に新しいホールとして生まれ変わる。旧ホールは消滅を惜しむ声も多く、ホールだけを残す案も一時期検討されたようだが全面新築となった。ただ、惜しむ声を反映してか旧ホールのイメージを踏襲する部分は多く、客席数や構造、音響の面も「らしさ」を極力受け継ぐ工夫がなされたようだ。

sest002.jpg
新しい「中之島フェスティバルタワー」
(ホール入口は5F)

フェスティバルホールの輝かしい歴史は語るまでもないが、オペラやシンフォニー、ポピュラー音楽、芝居や古典芸能に至るまで、関西随一の拠点として多くの人々に愛されたのは言うまでもない。80年代に、近所に「ザ・シンフォニーホール」や東京に「サントリーホール」が開業して以降、収容人数を2000名(またはそれ未満)程度に抑え、音響の良さを重視したクラシック演奏会専用のホールが各地に乱立し、3000人近く収容出来るフェスティバルホールのような劇場型の施設は稀少となった。興行的に見たら客席数が多い方が有利に思えるが、クラシックで1回3000人動員するのは中々厳しいものがある。しかしポピュラー系の観客動員力を思えば、収容人数と使い勝手や音響の良さのバランスがとれた旧ホールの存在は大きく、消滅に落胆したポップスミュージシャンが多いのもわかる。音的にどうなのかは聴いてみないとわからないが、同じ規模で復活するのは大いに意義深い。

40年前、ボク自身ウィーンフィルを最初に聴いたのがフェスティバルホールだった。マゼールに度肝を抜かれたのもココだったし、ポリーニのピアノも小澤征爾・ボストン響も、、、初体験はすべてこのホールから。長い歴史の中で音響的に改善が繰り返され、木造ホールの良さが円熟し、独特の優しく温かい響きが印象に残っている。早々と関西を離れてしまったので晩年は知らないが、良いホールというのはまるでオールドヴァイオリンの如き楽器のようなもので、木部素材の反響、共鳴は時間経過を要する。「なじむ」には時間がかかるということだ。特に新しいホールの音響は、どれだけ科学的分析を繰り返して緻密に設計しても、いざ出来上がってみないことには何とも予測がつかないらしい。思わぬ不具合を抱え、改善に苦慮しているホールは世界中に少なくない。旧フェスティバルホールは「聴く場所を選ばない」とも言われていた。ステージから遠くても音だけはハズレがないということ。例えば西宮の芸術文化センター大ホールなどは残念ながら席を慎重に選ばないと当たりはずれが大きい(笑)。

sound001.jpg
精巧な縮小模型でシミュレーションを繰り返しても想定外の結果を生む。

ホール自体は昨年に完成したが、実際にオーケストラが演奏し、時にはお客さんを入れて試したりして、データ集積や調整に半年近くかけている。最近日本の新しい音楽ホールの音響設計はたいてい永田音響設計が担っているが、日本の技術力の進化にも興味があるところだ。

20130407001.jpg
大坂フィルによる公開リハーサルの模様



いよいよこけら落としは4月10日。
イタリアの「フェニーチェ歌劇場」引っ越し公演の幕が開く。


20130426_edited-1.jpg
我が初見参はやはりこれ。
大植/大阪フィルのマーラー。それも「復活」とは!(笑)
昨年圧巻だった「3番」からして聴き逃がすのは一生悔いが残ると思った。


5月には「インバル/都響」もやって来る、、、。







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【2013/04/07 21:28】 音楽 | track back(0) | comment(0) |
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