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list モスクワのラバ

横浜時代、メニューに「モスコー・ミュール」と書いていたらアルバイトスタッフから「マスターこれって『モスコミュール』の間違いじゃないんですか?」と言われたことがある。当然のことながら、大学生のクセに何言ってんだ、と叱り飛ばしたのは言うまでもない(笑)。

Moscow Mule・・・横文字で書けば一目瞭然。

直訳すれば「モスクワのラバ」
ラバ(騾馬)は馬とロバの合いの子。力仕事が得意な頑強な家畜。転じて「頑固者、強情者」を示す。つまり「ガツンと来る」飲み物というイメージか。
氷を入れた銅のマグカップでビルドするロングカクテル。

一般的なレシピは

ウォッカ45cc
ライムジュース適宜
ジンジャーエール(ジンジャービア)
ライムを飾る

このカクテルの始まりには諸説あるようだ。大量に仕入れたジンジャービアの在庫を何とか減らすために考えられたとか、ウォッカメーカーの販売促進戦略とか、、、。まあ、ウォッカは無味無臭でカクテル全体の味わいを左右しないし、市販のジンジャーエールで作れる手軽さは人気を得るに十分だろう。ジンジャービアは日本にはないが、ジンジャーエールとの違いは、発酵による微量のアルコールを含むか含まないかの違い。ジンジャーエールは生姜味の炭酸飲料。バーによっては、生姜汁にハーブやスパイス、シロップを独自に調製して原液を作り、それを炭酸で割る「自家製ジンジャーエール」に挑む店もある。それと、通常のタンブラーではなく「銅のマグカップ」を使うのが本来のスタイルとされるのもさしたる必然性はない(笑)。考案者の友達が食器屋で、銅マグを販拡したかった、ぐらいの話だろう。でも、一度これで飲むと、グッと感じる冷え冷え感の虜になるのは間違いなし。

さて、以前、博多・中州の某バーに伺った時、自家製のジンジャーウォッカで作るモスコーミュールをお店の目玉にされていた。店に入るとシングルモルトがビッシリ並んだド迫力のバックバーももちろんだが、店の至る所に置かれている生姜が詰まった保存ビンの数にも驚いた。聞けば、長崎産の高級生姜をウォッカで4ヶ月漬けるとのことで、何とマスターの自宅にもビッシリ保存されているとか、、、。ウチの店でもいつかチャレンジしたいと思っていたら、豊岡で「生姜で地域興し」をしている地区のことを知り、さっそく買いに行ってみた。

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それは見事な生姜で、その名も「こうのとり生姜」(笑)
オトナ買いしてこのとおり、、、何と、ウォッカが3本も入った。

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5月の初旬に漬け込み始め2ヶ月。イイ感じに漬かったようだ。
そして、ついにスペシャル「モスコー・ミュール」解禁。

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ライム以外に生姜のスライスも入ります。

生姜の効能は良いことずくめ(笑)。

・冷え性改善
・免疫力を高める
・風邪の初期症状の緩和
・鎮痛作用
・吐き気の緩和
・消化・吸収能力をアップ
・便秘解消
・むくみ防止
・消臭予防
・コレステロール低下


今後、当店にご来店の際は、まず「モスコー・ミュール」から!(笑)
夏バテ防止、解消にもよさそうですよ。






【2014/07/06 14:03】 cocktail | track back(0) | comment(0) |

list 演劇的思考力 (その4)

我々チームは、まず登場人物設定からダメ出しを喰らった(笑)。

急用でメンバーを1人欠くことにもなり、5人設定で練り直し。

父母、些細なケンカが原因で母がプチ家出。父はマスターの元部下。脱サラして始めたこのBARの最初の客がこの夫婦でもある。その夫婦関係修復に、この店でアルバイトしている娘とマスターがひと肌脱ごうとする。母が待ち合わせのため突然来店。待ち合わせ相手はホストらしい。母とホストと合わせないよう時間稼ぎのため母を外出させようと画策。ホスト来店。図らずもそこに父も来店。事情を全く知らない父に何とか作戦を伝えようとするがうまくいかない。母、店に戻って来る。全員ハチ合わせ。マスター、どうにか交通整理を試みるが失敗。何とか昔話でねじ伏せようと語るが、娘がついにキレる。マスター、家族3人を帰路につかせ、幕。
    ・・・という流れにすべく

バーのマスター (父の元上司)
その店のバイト (娘)
男性客 (父)
女性客 (母)
女性客の待ち合わせ相手 (ホスト)

という登場人物で、どうにか決着。

しかし強烈なダメ出し。
「あなたたちは私の講義で何を聞いてたの?でも、ある意味、典型的な良い生徒(笑)」とまで言われてしまう。

読まれた方はもうお気づきだろうが、この設定だと「困ってる人」はマスターだ(笑)。マスターが独りであたふたしているだけで、家族は誰一人困っていない。その上、娘が「外部」の人間になっている。

① この場合、バーは「セミパブリックな場所」として不適当。
② 不倫?男女の問題は「共通の困難」として扱いづらい。
  (個人的な悩みや心情に舞台劇に向かないということ)
③ 15分、5〜6プロット程度に盛り込む情報を欲張りすぎ。
④ 何を伝えたいか、ではなく「何を伝えないか」が重要。(観客の想像に委ねる)

最初から、この点で間違いを犯していたのだ。しかしイチから練り直す時間もなく「これはこれでセリフを工夫すればやれなくはない」との助言を受け、、、
ホストの男が偶然にも娘の高校の先輩、で久しぶりの再会、というエピソードを加え、娘がホストを強引に連れ出すプロット。マスターと父のプロットに外出させた母を戻らせてケンカを仲裁するプロットを加え、ラストはマスターのモノローグで幕。
、、、とマスター中心に修正してどうにか最終日朝、直前ギリギリで台本が完成。チームの皆さんの名演技にも助けられどうにか発表出来た。笑いも取れた(笑)。マスター役は不肖私、、、w

ボクは店の営業もあるので途中勝手をさせてもらったが、後の皆さんは、聞きたい講座や参加したいワークショップなどをほとんど棒に振って、これに集中させてしまったようだ。でもその分、得るものがあったなら、それはそれでよしとせねば、、、。それにしても集団で台本を書くのは難しいし大変!二度はやりたくない(笑)。

反省点は色々あるが、とにかく「場所」「背景」「問題」の設定ありき。
そこで人を引きつけるものがないとダメ。
シンプルさも大切。
5〜6プロット、15分、、、ここを書き切る。

それ以来、ずっと「ネタ」探したり、これまで観た芝居、テレビドラマ、映画をこのモノサシで検証している(笑)。

現実の問題を「芝居」に置き換えるのは不謹慎だが、「内部」の抱える問題を解決するのが「外部」という構造は興味深い。そこには、現実に生きる我々が学ばなければならない構造も潜む。演劇的に思考することは大いに楽しい。





発表を終えて大会の残り少ないプロクラムを何とか楽しむべく、岩松了氏の講演会に滑り込んだ。話の中で「東京乾電池」の台本を書いていたという話が出て来た。東京乾電池が人気が出始めた頃、ボクも何回か渋谷の『ジャンジャン』に通ったことがある。面白くもないギャグがテンコ盛りで、筋立てなどなさそうなハチャメチャな芝居だったが、ちゃんと台本があったんだと驚いた(笑)。
考えて見れば、今回お世話になった平田オリザ氏はボクの3つ年下。東京乾電池だったり、つかこうへいの芝居、夢の遊眠社、唐十郎の赤テント、、、同じ様な演劇体験を経て現在があるのかも知れない。そう思うと、彼のライフワークに共感せざるを得ない思いがある。サビつく前に己の細胞を活性化せねば、、、刺激の4日間だった。

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オ・マ・ケ (笑)





【2014/06/22 18:13】 近況 | track back(0) | comment(0) |

list 演劇的思考力 (その3)

「BARチーム」と「うさぎチーム」に分かれ、次なるミッションへ


■ 登場人物の設定

ここでのポイントは
① 問題を抱える人達を「内部」、それ以外を「外部」と捉える。
② それぞれを概ね同数とする。
③ 1人1役とする。

例えば、BARチームは6人なので、「内部」「外部」3人ずつ。問題を抱える人達が3人となると、バーに来た2カップル双方の男女と、例えば店のバイトが同じ家族と設定し、それ以外「バーのマスター」「父の相手」「母の相手」を外部に設定すればそれなりのシチュエイションが出来るというワケだ。しかし、そうなると「困難な問題」が、家族の不和?崩壊?ということに成りそうだが、15分で扱えるテーマなのか、それが見て楽しいものなのか(笑)、、、?
ここが難しいところ。実は、我々チームがこの後、泥沼のような迷宮に迷い込む原因となったのがこの部分である(笑)。


■ プロット作り

登場人物が決まったら、次は「プロット」作り。プロットとは「筋立て」とか「構成」と訳されるが、芝居におけるプロットは「場面設定」 
例えば「AさんとBさんがいる」で1プロット。
「そこにCさんが加わる」でもう1プロットとなる。

ここでのポイントは
① 登場人物が1人だけというプロットを作らない。
② プロットごとに「観客に伝えるべき情報」を明確にする。
③ オチは必要ないが「問題」を解決するのは「外部」であるべき。

1プロットをだいたい3分程度とするなら、15分で5プロット、短いプロットもあってよいので5〜8プロットぐらいが妥当ということか。

■ プロットの「伝えるべき情報」にエピソードを盛り込む

エピソードとはある情報を具体的に伝える事象。例えば、このBARのマスターとカップルAの男性が、以前同じ会社の元上司と部下という設定なら、その情報を具体的に示すために、男性にマスターを「係長」と呼ばせる、とか、女性側の連れがホストだと伝えたいなら「今夜もドンペリありがとうございました」というセリフを入れるとか、、、単純に言えばそういう感じ(笑)。


と、まあ、ここまで設計図が出来れば、後はそれに合わせてセリフを当てはめるだけ。要はしっかり「設計図」を書くことが大切という話。

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で・す・が、、、
我々がこのプロセスに従って上手く出来たかと言えば「NO」(笑)
その都度、平田氏に強烈なダメ出しを喰らい、我々はまんまと「木を見て森を見ず」状態にハマり込んだのであります。


まとめは明日。


(つづく)




【2014/06/21 23:19】 未分類 | track back(0) | comment(0) |

list 演劇的思考力 (その2)

さすがにプロの劇作家の受講はなく、アマチュア劇団関係者や、高校の演劇部で顧問をされている先生等々、、、。平田氏から「これまで台本を書いたことがあるか否か」も自己紹介に加えるようにとのことだったので「40数年前、高校生の時、職員室を風刺・批判した演劇台本を書いたけど事前にバレて、校長室に呼ばれ実現せず」のエピソードを語る。ま、これは事実なので、、(笑)。

定員15名のところ、応募者13名で始まったセミナー。1日2時間の枠が4回(4日間)。だが、実際の内容はと言うと、受講者が2チームに分かれて「15分程度の1幕もの」の芝居を書く、というものらしい。最終日(4日目)にそれを本読み形式で発表する。プロセスとしては、平田氏の与える課題をクリアして行って段階的に進むのだが、2日目、3日目は実質の講義はなく、チーム全員で調整しながら共同作業ということだから、ヘタすりゃ時間無制限一本勝負ということだ(笑) 高々15分の芝居だが、平田氏独自のメソッドで、作劇のキホンのキ、最低限の「お作法」を叩き込むのが狙い。


で、まず我々に課された課題はその芝居の「設定」。
条件は、現代であり、リアルな15分とすること (回想や時間経過の説明は×)。

■ まず『場所』 『背景』 『問題』の3点を考える。

「場所」はその出来事が起こっている場所。
「背景」は時間。どういう場面で出来事が起こっているか。具体的に。
「問題」は起きている問題。「困っている」状態。困難。ある意味「運命」

一つ一つ重要なポイントがあるのだが、、、
① 「場所」は半公的(セミパブリック)であることが望ましい。
  (舞台劇というのは、個人の悩みや心情を伝えるのに不向き)
② 「問題」は困難であればあるほどよい。


1人何パターン考えてもよいとのことで、全体で3〜40ぐらいの案が出た。それを見て、各々が気に入ったものに投票し、最終的に2つ選択。
何と、その内1つがボクが書いたものになった。

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さあ、どーなる?(笑)


  ちなみにもう一つは、、、

場所 旅館
背景 リニューアルオープン前日
問題 旅館の目玉である「しゃべるウサギ」が突然しゃべらなくなった


(つづく)




【2014/06/21 20:12】 近況 | track back(0) | comment(0) |

list 演劇的思考力 (その1)

お隣、豊岡市城崎に「城崎国際アートセンター」がオープンした。
この施設については昨年9月のブログに書いたのでこちらを参照のこと。

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オープニング企画として「日本劇作家大会」が開かれた。
4日間のプログラムで、日本劇作家協会主催の同大会は9年ぶりの開催とか。有名無名問わず(笑)、劇作家や俳優たち、プロアマ問わず演劇関係者、演劇愛好家たちが大量に城崎に訪れたのは間違いないところ。「国内最大級」アーティスト・イン・レジデンス(以下AIRと表記)のPRとしては格好のイベントとなった。

こんなに身近にところでこんなイベントがあるのに参加しない手はない。夜のイベントは無理だが昼間ならガッツリ行ける、と選んだのが「平田オリザ戯曲セミナー」。有料のイベントだが4日間参加して2000円とは破格(笑)。15名定員で対象者は「劇作家、もしくは劇作家志望者」となっているところを見ると本格的にセミナーらしい。ボク自身その対象者たり得るかは微妙だが、死ぬまでに何かしら書きたい、と思っていることにすれば立派な「志望者」と言えるだろう(笑)。最近はちょっと遠ざかっているが観劇体験は人並み以上にあるつもりだし、舞台芸術という括りなら音楽を含め大好物との自負が武器か?(笑)

さて、初日。
十分予想はしていたが、会場は異様な空気。演劇人独特のオーラ?臭い?熱気?ハナ息?(笑)に圧倒されかかる。しかしここで負けてはいられない(笑)。いい歳コイたが「劇作家志望者」だ!
講師の平田オリザ氏は、このアートセンター開設に向けて尽力された功労者でもある。現代演劇界のホープであり、政界にも太いパイプをお持ちの論客でもある。理路整然とした作劇理論で、現在後進の教育にも大いに力を注がれている。それには理由があって、これまで日本の劇作家は各々が独自の創作に勤しむあまり、人を育てることにはあまり熱心ではなかったことに因る。劇作家協会という組織が出来てまだ20年というのもそれを物語るし、現在協会の副会長でもある氏は、今後このようなAIRの存在をフルに活用し、演劇界のみならず芸術全般の底上げを図るシステムを確立するのが将来への務めと、日々ご自身の使命感を語られている。


(つづく)




【2014/06/21 13:29】 近況 | track back(0) | comment(0) |
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